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2008年11月27日

うつ病の引き金、空の巣症候群


閉経を迎える頃の女性は、家庭や社会などの周りの環境が変化してきます。

閉経期の頃は、女性にとって心身ともに激動の時期であり、うつ病の引き金になる原因も多くなります。

子どもの自立、夫とのコミュニケーション不足、夫の退職、近親者の介護、死別を迎えるなど、
40代後半〜50代の女性にとっては、ただでさえ大変な時期なのです。

その上、閉経によるホルモンバランスの変化なども重なって、うつの傾向が強くなることがあります。

このような状態を ひな鳥が巣立っていった後の空の巣に例えて、空の巣(からのす)症候群と呼んでいます。

空の巣症候群は、子育てが終わり子どもが家を巣立っていった頃から、
うつ症状が酷くなって入院した中高年の女性に対して付けられたものです。

子育てを生きがいとしてきた良妻賢母型の専業主婦に多くみられる症状ですが、
特に内向的で近所付き合いなどが少なく、1日中家の中で家事をやるのが好きだという女性に多く発症します。

症状としては、空虚感・自信喪失感などの精神的な症状が主になります。

さらには、更年期障害でもよくみられる頭痛・肩こり・胸苦しさ・吐き気・食欲低下・不眠などといった
いわゆる不定愁訴の症状もみられ、風邪や疲れなどとも間違えられることがあるようです。

こういったことから、なかなか空の巣症候群ということにに気付かないことが多いようです。

しかし、空の巣症候群のうつ状態を放置しておくと、うつ病に発展してしまうこともあります。

うつ状態をそのままにしておくと、うつ病に発展してしまうこともあるため、手当ては早いほうがよいでしょう。

根本的には本人の心の持ちようなのですが、簡単には変われるものではありませんよね。

新しく趣味を開拓することも良いでしょう。

また、心のサポートをしてくれる友人、配偶者の協力が必要になります。

しかし状態が悪いときには医療の力が必要です。

臆せずに、心療内科やメンタルクリニックを受診するようにしましょう。


posted by korekara at 10:26| Comment(0) | 閉経によるトラブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月16日

肝班(かんぱん)のある人は、薄くなります!


閉経すると、更年期障害や骨粗鬆症、コレステロール値の上昇など悪い影響ばかりのイメージですが、もちろん良いこともあります!

何と、シミのなかでもなかなか治りにくい、肝班(かんぱん)が薄くなるのです。

もちろん閉経した人全員の肝班が消えるという訳ではありません。

肝班の色素沈着を改善しようとしたり隠そうとするために、
いろいろな外用薬や化粧品を使っていて、皮膚炎を合併しているケースが多い事や、

肝班は、夏にひどくなり冬にうすくなる傾向がある事からも判るように、
紫外線によるシミと合併しているケースも多いからです。


では、そもそもこの肝班とは、どういったシミなのでしょうか?

肝班は、男性に出来ることは少ないシミで、ほとんどが30〜50才代の女性に現われています。

もともと色素の多い私達日本人などのアジア人、ヒスパニック、インド人などに多くみられ、白人に出来ることは少ないシミです。

その中でも皮膚の色が浅黒く、日焼けによって皮膚が黒くなったり、炎症後に色素沈着を起こしやすいタイプの女性に出来やすくなります。

肝班は、妊娠して発症したり、ピルの服用によって出来たり悪化したりすることから、
女性ホルモンのバランスが影響しているといわれていますが、はっきりとした原因は不明です。

肝班という名前は、シミの色が肝臓に似ているから付いた名前なのだそうで、肝機能や肝障害とは全く関係はありません。

肝班は顔の広い範囲に出来ますが、目のまわりだけは白く抜けたようにシミが出来ず、そのため頬のシミがますます目立ってしまうのです。

皮膚科ではトラネキサム酸が処方され、治療効果は4〜5週間後に現れるようです。

通常、シミの治療では内服薬やケミカルピーリング、レーザー治療などが行われますが、
肝班の場合だと、レーザー治療では逆に悪化してしまうことがあります。

閉経すれば気にならなくなるとは言え、肝班の状態を閉経の時まで我慢するのはチョットつらいですよね。。。


タグ:肝班 シミ 閉経
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2008年10月22日

更年期以降に起きる不眠症


女性が睡眠に対して多くの不満を持ちはじめる時期と閉経の時期が一致していることから、
女性の不眠症に女性ホルモンの分泌が関係しているという説があります。

中高年齢層までは、女性のほうが質のよい眠りを得やすいのですが、40才以降では不眠で悩んだり、睡眠薬に頼る比率が男性よりも圧倒的に高くなります。

閉経前後の更年期になると、女性ホルモンの分泌が低下するため、夜間のほてりや発汗などが原因で、夜眠れないようになるという理由もあるでしょう。

このような不眠症のことを閉経時不眠症と呼んでいます。

閉経時不眠症は、数ヶ月〜数年と比較的長期間にわたる不眠のため、慢性的な不安の症状やうつ病に発展することもあるのです。

不眠の症状がひどいときには、更年期に減少するエストロゲンとプロゲストロンを併用投与するホルモン補充療法が効果的になります。

もう一つ考えられているのは、体内時計の加齢による変化です。

女性の体内時計は、加齢によって早くなる傾向があります。

そのため、寝る時刻が変わらなくても起きる時刻が早くなります。

この早朝覚醒によって睡眠への満足感が減少するというものです。


また、眠っているあいだに呼吸が停止する睡眠障害に睡眠時無呼吸症候群がありますが、
一般的に男性に多く、女性にはあまり見られません。

しかし女性ホルモンが減少する閉経後、
女性でも睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まります。

女性が睡眠時無呼吸症候群になりにくいのは、黄体ホルモン(プロゲステロン)という
女性ホルモンに呼吸筋の活動を促進する働きがあるためです。

このため女性の場合は、黄体ホルモンの分泌が減少する更年期を過ぎてから、
睡眠時無呼吸症候群を起こすことが多くなります。


posted by korekara at 14:58| Comment(0) | 閉経によるトラブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月14日

閉経すると歯もピンチです


閉経すると、歯を失いやすくなるようです。

歯を失って、自前の歯が減るほどQOL(生活の質)は落ちてしまいます。

特に閉経後の女性や高齢者にとっての栄養状態の良し悪しは、
その後の人生の実質的な長さを決めてしまうと言ってよいほど大事なことです。

つまり歯があって、栄養が十分に摂取できるかどうかということは、
閉経後の人生のQOLを大きく左右するということなのです。

それでは歯は、女性ホルモンとどういう関係にあるのでしょうか?

中高年者の歯が抜ける原因は、歯を支える骨である歯槽骨がもろくなることと、
歯周病菌が活動しやすい状況になってしまうことと言われています。

これらの原因は、どちらも加齢と関係していますが、閉経後の女性では
特に女性ホルモンの分泌とも深く関わっていると言うのです。


女性ホルモンは骨密度を減らさないように作用しています。

歯を支える歯槽骨も他の骨と同様に女性ホルモンによって骨密度が減らないようになっているので
女性ホルモンがしっかりと分泌されている閉経前の女性では、
歯を支える骨もしっかりしているため、歯が抜けることは少ないのです。

最近では、さまざまな全身の疾患と歯周病との関連が解って来始めましたが、
骨粗鬆症の患者は、歯周病が発症したり進行しやすいという事も、その中のひとつです。

健康診断などで骨粗鬆症と言われたら、歯周病のチェックもしてもらった方が良さそうですね。


また女性ホルモンは、口腔内の粘膜や唾液腺にも作用し、唾液を分泌させています。

唾液は口の中を酸性やアルカリ性に傾きすぎないようにして、
虫歯を防ぐ働きがあるうえに、口腔内をきれいに洗い流す働きもあります。

このような唾液の働きによって、歯周病菌や歯垢などの歯の病気の原因となる
口腔内のバランスの乱れを正常に保つ事が出来るのです。

このように女性ホルモンは、歯に対して大切な作用をしているので
閉経によって女性ホルモンが激減すれば、歯の病気になったり
歯を失いやすくなってしまいます。


posted by korekara at 21:25| Comment(0) | 閉経によるトラブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月05日

女性ホルモン低下による膣トラブル


閉経後は、女性ホルモンの低下で、膣炎にもなりやすくなります。

女性ホルモンが少なくなると膣壁の潤いがなくなります。

膣粘膜に常在しているデーデルライン菌は、常に膣内を酸性に保ち
雑菌の繁殖を防いでくれています。

ところが閉経によって、女性ホルモンのひとつエストロゲンの低下で、
栄養源となるグリコーゲンの分泌が少なくなってしまいます。

そのためデーデルライン菌は減少して、
腟内の酸性度がアルカリに傾くため自浄作用が保てなくなります。

さらに閉経に伴って、膣粘膜の細胞の増殖を促し、膣をみずみずしく保つ働きもしている
エストロゲンの分泌が足りなくなってしまうと、腟粘膜が薄くなってしまい
膣が乾燥する感じがしたり、雑菌に対する抵抗力も低下します。

その結果、病的な菌が繁殖しやすくなり、膣炎を起こして
不正出血やおりものが増え、臭いも気になるようになります。

このようなエストロゲン分泌の低下による腟炎は、老人性(萎縮性)腟炎というのですが
もっと気の利いたネーミングをして欲しかったですよね…。

閉経後のエストロゲンの分泌低下で起きる膣壁の乾燥や萎縮は、
老人性(萎縮性)腟炎ばかりでなく、性交痛も起こすようになります。

しかも、膣壁が傷ついて炎症まで起こしやすくなります。

性交痛を起こす頻度は50才代で約半数、60才代では90%とかなり高くなっていますが
ただ性交痛は、婦人科を受診してもなかなか言い出しにくい症状だと思いますので
そのような場合は、問診票に書いておくとか、看護師の方にそっと伝えておいてはいかがでしょう?

ホルモン補充療法や潤滑ゼリーなど、性交痛を解消する方法はちゃんとありますので、悩んでいないで相談してみましょう。


posted by korekara at 16:08| Comment(0) | 閉経によるトラブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月27日

泌尿器関係のトラブルも増えます



閉経すると泌尿器関係にも変化が出てきます。

尿道の粘膜が薄くなり、排尿時に焼けつくような痛みが生じたり、
尿路感染症にかかりやすくなったりします。

また膀胱(ぼうこう)の出口で排尿を調節する筋肉も弱くなります。


自分の意志に反して尿漏れをしてしまうことを尿失禁といいますが、
閉経後の女性には、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁というふたつのタイプの失禁が
多くみられます。

腹圧性尿失禁は、大笑いをしたり、せきをしたときなどに膀胱に圧力がかかったときに
起きる失禁です。

この失禁は、分娩などで骨盤の底を支える筋肉が弱くなったり、
閉経でエストロゲン分泌が低下することで
尿道の粘膜が萎縮したり、柔軟性が低下したりするために引き起こされます。

切迫性尿失禁は、尿意が強くて、我慢できずに失禁するタイプの失禁で、
閉経すると排尿筋が不安定になり切迫性尿失禁が増えてきます。

そのうえ閉経で尿道の粘膜が萎縮すると、
名前を聞くとガックリきますが、老人性尿道炎という炎症を起こしやすくなります。

この炎症が刺激になり、切迫性尿失禁になるのだそうです。

尿失禁の原因はいくか重なっていることが多いので、
気になる方は、専門医で診断を受けて下さい。


尿失禁の他にも、閉経によりエストロゲン分泌が低下すると、
膀胱炎を起こしたり、尿道の灼熱感を感じるようになったりします。

膀胱炎では、膣内の細菌に対する抵抗力が弱まり大腸菌が繁殖し、
膣に近い尿道口からも大腸菌が尿道・膀胱に入り、細菌性膀胱炎を起こします。

症状は、頻尿、排尿痛、残尿感、血尿などです。

尿道の灼熱感では、エストロゲン分泌が低下することで
尿道の粘膜が薄くなり、
尿道の知覚神経が表面に近い所へ出てくるため、
尿が通ると薄い尿道粘膜を通して知覚神経に接触するので
灼熱感を感じるようになります。


タグ:尿失禁 閉経
posted by korekara at 21:10| Comment(0) | 閉経によるトラブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月21日

豊かな髪は、女性としてのパワーの象徴



私は、数年前に抗がん剤治療のため、約1年の間 髪を失いました。

その間、健康な女性たちの豊かな髪の毛を目にする度に
眩しいようなエネルギーを感じていました。

やはり豊かで美しい髪の毛は、女性としてのパワーの象徴です!

治療を終えて髪は徐々に復活してき始めましたが、
今度は抗がん剤治療での後遺症、子宮の委縮です。

もう昔のような髪の毛には戻れないのかなあ、と
あきらめていましたが、ホルモン療法のお陰か、日頃の節制の賜物か
完全復活までには至りませんが、9割方の復活です。(^-^)v

髪の毛の衰える原因としての、女性ホルモンの存在は大きいものです。

女性ホルモンの中でもエストロゲンは
髪の成長期を持続させる作用や、髪の成長を促進すさせる作用、
新たに髪を生やし育てる作用もあります。

女性は40才前後から女性ホルモンの分泌量が減り、
そのため男性ホルモンの割合が相対的に大きくなり
(女性にも男性の約1/10の男性ホルモンがあります。)
髪の毛が細くなって、あまり長く伸びずに抜けるという薄毛の状態になっていきます。

女性ホルモンの分泌が減るとはいっても、一定量は分泌されているので、薄毛の状態が維持されています。

しかし閉経してしまうと女性ホルモンは分泌しなくなり、
副腎から出されている男性ホルモンの作用で男性型脱毛
(前頭部や頭頂部から脱毛する傾向)が進みます。

閉経した女性が薄毛になってしまうのは、閉経による
女性ホルモンの減少によってホルモンバランスが崩れることも
要因の一つだと考えられます。


posted by korekara at 16:10| Comment(0) | 更年期障害とは? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月13日

女性ホルモンの減少で肌の悩みが増えます



乾燥、吹き出物、シミ、シワなどのお肌のトラブル
これらのトラブルの原因は、女性ホルモンの減少が影響しているのかもしれません。

女性の肌は24〜5才の頃が最も水分が多くつややかで、弾力性も充分にあり輝いています。

ところがその年齢でも生理前に肌荒れしやすいとか、
更年期の女性の場合では、閉経後に肌の調子が変わってしまったなどの
女性ホルモンが関係していると考えられる肌に関してのいろいろな悩みがあります。

基本的に女性ホルモンは、体の細胞をみずみずしくする作用があります。

中でもエストロゲンは、子宮内膜を厚くして妊娠準備をするホルモンですので、
丸みのある女性らしい体つきや肌のうるおいを保ち、コラーゲンの再生能力を高めるなどの
女性の美しさを支える働きがあります。

ところが更年期以降は年齢とともにシワが増え、乾燥したりしみも増えてきます。

閉経により女性ホルモンの分泌量が減って、お肌のツヤがなくなる、
シワが増えるなどの悩みが増えていくと考えられます。

肌に関してのいろいろな悩みは閉経で急激に増えてきます。

更年期の女性の場合は、エストロゲンの減少により、コラーゲンやエラスチンが減少し
皮膚が薄くなって乾燥し、小ジワができやすくなります。

また、エストロゲンが不安定になると表皮細胞の代謝サイクルが遅れ、
基底細胞で作られるメラニン色素の排出が滞り、シミもできやすくなります。

皮膚の代謝サイクルが遅くなると、はがれ落ちるはずの角質層が表面に残って角化が進んでしまい、
皮膚のバリア機能が低下して肌が敏感になってきます。

そのため外部からの刺激を受けやすくなり、赤くなる、ヒリヒリする吹き出物が出来る
といった肌のトラブルを引き起こします。


posted by korekara at 13:47| Comment(0) | 閉経によるトラブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月07日

閉経でアルツハイマー型痴呆?



記憶力の低下で起きる物忘れも閉経による女性ホルモンの減少でひどくなったりします。

女性ホルモンは脳神経細胞の増殖や修復、脳の血流を増加させる上に
抗うつ作用によって痴呆の初期症状も緩和してくれます。

アルツハイマー病では血液中にアミロイドP成分が増え、脳の血管に老人斑のような
アミロイド蛋白が沈着しますが、女性ホルモンは血液中のアミロイドP成分を減少させます。

この様に痴呆にまで発展するアルツハイマー病と女性ホルモンの関係がいろいろ解ってきています。

閉経後、長期間エストロゲンを服用した女性のアルツハイマー型痴呆症になる率は、エストロゲンを服用してない女性よりも、約30〜40%も少ないことはよく知られていることです。

更年期障害の治療で使われた女性ホルモン剤によって、記憶力や計算力がよくなることも知られています。

意外なことですが、男性の方が女性よりもアルツハイマー型痴呆症になる率が、10〜15%程度低いことが確認されています。

これは男性が高齢になると、男性ホルモンのテストステロン(男性ホルモンの一種)がエストロゲンに変化するためだと考えられています。

その反対に女性は、閉経後エストロゲンが激減するためアルツハイマー型痴呆症になる率が高いと考えられています。

女性にとってもっと恐ろしいことですが、閉経後エストロゲンが激減する更年期は、だいたい40代の後半から始まってしまうのです!

しかし人間は恋をすると、体内の性ホルモン量が増加します。

女性の場合だと体内の女性ホルモンの分泌量が増えるので、この女性ホルモンの作用により記憶力を高めてはどうでしょう。

また今までは、男性ホルモンや女性ホルモン、副腎皮質ホルモン
などのステロイドホルモンは、精巣や卵巣、副腎皮質でしか作られていないと考えられていましたが、

これらのステロイドホルモンは大脳の記憶中枢でも作られていることが明らかになってきました。

閉経しても恋をすることは、アルツハイマー型痴呆の改善のためにも必要ですね!


posted by korekara at 16:54| Comment(0) | 閉経によるトラブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月31日

50才以上は要注意、コレステロールの上昇



閉経後にはコレステロールの中でも特に
低比重リポタンパク(LDLコレステロール)の濃度が上昇します。

閉経したことで卵巣機能が低下し
女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが減少すると
コレステロールの中でも特に動脈硬化を促進する
悪玉コレステロールと言われるLDLコレステロールが上昇するのです。

その上閉経後では、コレステロールの代謝がうまく行われずに
肝臓に取り込みにくくなり、余ったコレステロールが血液中に増えてきます。

また、コレステロールは女性ホルモンの材料でもあるので、その
需要が減れば、ますます余ってしまいます。

そのため、エストロゲンの分泌が減少する更年期以降には
女性のコレステロールがますます増えてきます。

他にもエストロゲンには、善玉のHDLコレステロールを増やして血管を守り
血流をよくする働きがあります。

閉経するまではエストロゲンの濃度が高く、
これにより動脈硬化による疾患を防いでいると考えられています。

閉経した後、更年期以降の女性は動脈硬化による病気が急増します。

閉経後に高脂血症(最近では、高脂血症から脂質異常症に変更されています。)
になる女性は大変多く、50才以上では2人に1人が要注意ということです。

高脂血症(脂質異常症)になると、血管を硬化させたり
血管に血栓ができやすくなり、心筋梗塞(こうそく)などの心臓病や
脳卒中のひとつである脳梗塞になりやすくなります。

高脂血症が軽い場合は女性ホルモンの投与が中心ですが
重い場合は高脂血症治療薬の投与が必要になります。

と言っても、高脂血症の治療は、食事療法が基本になり
運動量の見直しも必要になります。

エストロゲンの分泌が減少することと、
閉経前後の女性が肥満傾向にあることは関係はありませんが、
肥満も総コレステロール値を高くする要因のひとつになります。

posted by korekara at 21:17| Comment(0) | 閉経によるトラブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする